インプラント後の運動はOK?避けるべきタイミングとは
インプラントとは、顎の骨に人工歯根を埋め込んで歯の機能を回復させる治療方法です。
見た目の自然さと機能性から人気がありますが外科的処置を伴うため、術後の生活にいくつかの制限が必要です。
とくにインプラントとは手術後すぐに運動を再開してよいかどうかを疑問に思う方は多いですが、実際には運動には慎重になるべきタイミングがあります。
基本的に、手術直後の24~48時間は激しい運動を控えることが推奨されています。
なぜなら運動によって血行が促進されると、手術部位に出血や腫れが再発する可能性があるからです。
特に有酸素運動や筋トレのように身体への負荷が大きい活動はインプラントとは相性が悪く、術後の回復を妨げてしまうリスクがあります。
術後1週間を過ぎ腫れや痛みが収まった段階であれば、医師の判断のもとで軽めの運動を再開することが可能ですが無理は禁物です。
インプラントとは骨とチタン製の人工歯根が結合する「オッセオインテグレーション」という工程を経て初めて安定する治療であるため、完全に固定されるまでは慎重な生活が求められます。