虫歯治療後に歯がしみるのはなぜ?一時的な症状と受診の判断
虫歯治療後に歯がしみると「治療が失敗したのでは?」と不安に感じる方も少なくありませんが、実はこのしみる症状は多くの場合で一時的なものです。
特に虫歯治療後の初期段階では削った箇所の周囲の歯質が敏感になっていることがあり、冷たい水や風甘いものに一時的にしみる感覚が生じます。
これは象牙質が露出したり詰め物の材質と歯の間に微細な隙間が生じることによって起こるもので、多くは数日から数週間以内に自然に治まるとされています。
ただし虫歯治療後のしみる感覚が長期間続いたり、日ごとに悪化していく場合は注意が必要です。
たとえば詰め物が合っていない場合や、虫歯が深く神経に近かったケースではしみる症状が慢性化することもあります。
そのようなときには、再度歯科医院を受診して詰め物の調整や神経の診断を受けることが望ましいです。
治療後すぐに熱いものがしみる場合は、神経の炎症が進行しているサインかもしれません。