歯周病に効く歯磨き粉の成分は?知っておきたい役割と選び方
歯周病対策には日常的なセルフケアが欠かせませんが、その中でも重要なのが歯磨き粉の選び方です。
実は歯周病に特化した歯磨き粉には、炎症や出血歯茎の腫れを抑えるための有効成分が含まれており成分の違いによって効果に差が出ることもあります。
たとえば殺菌作用のある成分で代表的なのが「塩化セチルピリジニウム(CPC)」や「トラネキサム酸」で、これらは歯周病の原因菌の増殖を抑える働きがあるのです。
抗炎症作用を持つ「グリチルリチン酸ジカリウム」や「アラントイン」も、歯茎の腫れや出血を抑る成分で配合されていることが多いです。
口臭予防にも効果のある「ラウロイルサルコシンナトリウム(LSS)」は、歯周病の進行によって発生する不快なにおいを抑る目的で使われます。
歯周病に対応した歯磨き粉を選ぶ際には、こうした有効成分がバランスよく配合されているかを確認することが大切です。
研磨剤の強さや発泡剤の有無も考慮すべきポイントです。
特に歯茎が敏感な方には、刺激の少ない低刺激タイプの歯磨き粉が適しています。
日々の歯磨きにおいて適切な歯磨き粉を使うことで歯周病のリスクを減らし、健康な歯茎を維持することが可能になります。