インプラントは医療費控除の対象?申請方法と注意点を解説
インプラント治療は高額な医療費がかかるため、少しでも費用負担を軽減したいと考える方も多いでしょう。
実はインプラントは医療費控除の対象となるケースがあり、一定の条件を満たせば所得税の還付を受けることができます。
医療費控除とは1年間(1月〜12月)に支払った医療費の合計が10万円または総所得金額の5%を超えた場合に、確定申告によって税金の一部が戻ってくる制度です。
インプラント治療が対象となるかどうかの判断基準は、「治療を目的でいるかどうか」です。
たとえば見た目を良くするためだけの審美目的で行ったインプラントは医療費控除の対象外となりますが、咀嚼機能の回復や健康維持を目的とした治療であれば医療費控除が認められる可能性が高いです。
申請にあたっては、歯科医院で発行された領収書や診療明細書を保管しておく必要があります。
通院にかかった交通費(公共交通機関のみ)も医療費で計上できるため、電車やバスを利用した際の記録も併せて用意しておくと良いでしょう。
確定申告は翌年の2月中旬から3月中旬までに税務署で行う必要がありますが、近年はe-Taxを利用すれば自宅からのオンライン申請も可能です。