虫歯の治療方法はどんな種類がある?進行度別に解説
虫歯の治療方法は、進行度によって大きく異なります。
初期段階であれば削らずに治療することも可能であり、進行するほど侵襲的な処置が必要になるのです。
まず初期の虫歯はエナメル質の表面に限局した脱灰であり、この段階ではフッ素塗布やブラッシング指導といった予防的な治療方法が主流です。
これにより再石灰化を促し、虫歯の進行を食い止めることができます。
次に象牙質にまで達した虫歯には、削って詰める治療方法が一般的となります。
レジンやインレーといった材料を使い、虫歯部分を除去した後に修復を行います。
さらに進行し、神経に達した場合には根管治療が必要です。
この治療方法では感染した神経を除去し、根の中を消毒・封鎖してから被せ物を装着します。
重度の場合歯の保存が難しくなり抜歯が選択されることもありますが、その後はブリッジやインプラント義歯とった補綴的治療方法で機能を回復させます。
虫歯の治療方法は患者の症状や希望によっても異なりますが、いずれも早期発見・早期治療が基本です。
進行を許すと治療が複雑になり、時間や費用の負担も増します。