痛くないのに歯が黒いのは虫歯?その原因と判断のポイント
「歯が黒いのに痛くない」という状態に気づいたとき、多くの人が「これは虫歯なのか」と不安になるかもしれません。
確かに虫歯は進行すると黒く変色することがありますが、必ずしも痛みを伴うわけではありないのです。
初期の虫歯では神経にまで到達していないため、黒い見た目でも痛くないことが十分にありえます。
特に虫歯がエナメル質や象牙質の範囲にとどまっている場合、神経への刺激がないため痛みを感じにくいのです。
黒い着色の原因が必ずしも虫歯とは限らない点にも注意が必要です。
たとえばコーヒーや紅茶、喫煙などによる色素沈着や古い銀歯の劣化によって歯が黒く見えることもあります。
過去に治療した歯の内部が黒く変色しているケースも見られます。
これらは虫歯ではなく見た目だけの変化であることもあるため痛くないからといって放置するのではなく、正確な判断には歯科医院での診察が不可欠です。
自己判断で虫歯かどうかを見極めることは難しく特に黒い部分が広がっていたり、表面がざらついていたりする場合は虫歯の可能性が高くなります。