歯周病に効果のある市販薬はある?選び方と注意点を紹介
歯周病は初期段階でのセルフケアが非常に重要とされており、日常生活の中で進行を抑える手段で市販薬を活用する方も増えています。
市販薬と一口にいっても歯周病に効果があるとされる製品には塗布薬、うがい薬歯磨き粉の3タイプがありそれぞれに特徴があります。
たとえば歯茎の炎症や出血を抑えるために「トラネキサム酸」や「グリチルリチン酸ジカリウム」が配合された塗り薬は、患部に直接作用することで局所的な症状の改善が期待されます。
「クロルヘキシジン」や「塩化セチルピリジニウム」などの殺菌成分を含んだうがい薬は口腔内全体の細菌数を減らす効果があり、毎日のケアに取り入れることで歯周病の進行を予防できます。
市販薬を選ぶ際は自身の症状に応じた成分が配合されているかを確認し、継続的に使用できるものを選ぶことが重要です。
ただし市販薬はあくまで補助的なものであり、歯周病の根本的な治療を行うには歯科医院での診察と専門的な処置が不可欠です。
特に中等度以上の歯周病では自己判断による市販薬の使用だけでは改善が見込めないこともあるため、症状が続く場合や悪化した場合は速やかに歯科医師の診察を受けるべきです。