歯周病が重度になるとどうなる?症状と失う前にできること
歯周病が重度になると、見た目以上に深刻な口腔トラブルが発生します。
初期段階では歯茎の出血や腫れ程度で済んでいたものが重度の歯周病になると歯を支える歯槽骨が大きく破壊され、歯がグラグラと動くようになってしまいます。
最終的には抜歯を避けられなくなることもあり、機能面・審美面ともに大きな影響が出ます。
重度の歯周病では歯茎が後退して歯根が露出し、食べ物が詰まりやすくなるほか強い口臭や膿の排出といった不快な症状も起こりやすくなります。
噛む力も著しく低下するため食事を楽しむことが難しくなり、栄養バランスにも悪影響を及ぼします。
歯周病が重度になると治療の選択肢も限られ、通常のスケーリングやブラッシングでは改善が困難となるため歯周外科手術や再生療法などより高度な処置が必要となることがあります。
しかしこうした事態を防ぐためには、早期に異変を感じた段階で歯科医院を受診し定期的なメンテナンスを受けることが肝心です。
たとえ症状が出ていなくても定期検診を通じて歯周病の進行をチェックすることで、重度化を防ぐことができます。